2008年10月16日木曜日

石蕗




石蕗・・・ツワブキ。
春先にはその若い茎を剥き、茹でて食べる・・・・・いわゆる山菜の一種。
これは全国的なことだろうと思っていたら、そうではなかった。
中国地方の友人はまったく知らない。
こんなにウマイモノを喰わないなんてもったいない。
しかし、食べるまでの下ごしらえが大変だ。
皮を剥くとアクのせいで、手が真っ黒になる。それからじっくり茹でる。
若い茎は柔らかくておいしいが、成長しすぎると堅くなる。旬が、やはりオイシイ。
秋になるとツワブキの黄色の花がそこかしこに咲き乱れる。
つぼみを見ると、結構頑丈そう。(写真 上)
同じ時期に咲くシオンと一緒で、単衣のキクの花に似ている。
夏場、その厚い葉はグランドカバーの役で庭の緑を保ってくれるが、
生命力が強すぎて他の植物を根絶やしにしてしまう。
それを防ぐために、不本意ながら今年は随分とに間引いた。
みかん畑では、この花とみかんの実が秋の色を競う。
十月半ば、気温が25度を超す日もまだあるが、中秋の名月は美しかった。