2008年10月8日水曜日

キンモクセイ

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる

お馴染み藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)の歌(古今和歌集 4集 秋)
この歌を聞くと、いつもキンモクセイを思い浮かべる。
ある日突然、どこからともなくこの花の香りが漂ってくる。
近くにキンモクセイが植えられているんだなと、廻りを探す。
割と背の高い木だからすぐに居場所が分かる。
この花が咲くと、その香りが秋が来たことを知らせてくれる。

ハッキリ目に見えて秋が来たと言うのではないが、風の音を聞くと秋を感じるこの頃

ウチの庭は、秋の花がたくさんあるので、キンモクセイの香りの前に
秋の到来はちゃんと判っているのだが、
やはりこの花の香りは秋を代表する自然の恵み。
香りに酔うという表現がピッタリです。
この花を原料にしたお酒があるそうな。
その名は「桂花酒」、甘い香りがするお酒でしょうか。 下戸なので飲めませんが・・・

今日は十月八日、季節は本格的な秋へ向かっている。
この庭の住人も、人生の秋を迎えている感ずぃ~好きなことガシガシやるぞっと。