2008年9月28日日曜日

キキョウ ノボタン



9/18キキョウが咲いたのは7月だったと書きましたが、

先週の終わり頃からまたキキョウが咲き始めました。

この花の新芽(若葉)はある特定の虫が好んで食べるので、

悲惨な姿をさらしていました・・・本当に、トホホホです。

「虫憎し」の思いで殺虫剤を3度ほど散布したのが効いたのか、

それとも単に秋の訪れと共に虫がいなくなったのか、

新芽が育ち、花が咲いたようです。やはり秋の植物のようです。(上の写真)
他の植物もそうですが、一度花の季節が終わったかに思えるものでも、
再度ピークを迎える花も少なくありません。
2番目の写真は、ノボタン。
写真では色がキレイに出ていませんが、見事な紫紺です。
この花も7月~8月に一度ピークを迎えましたが、
この一週間ほどで花の数を増やし、鮮やかな紫を誇っています。

紫と言えば、紫の上・・・
源氏が、とある僧津の庵で見初めた十歳ほどの若紫を、
自分の手元で素晴らしい女性に育て上げ、年頃になって自分の妻にする。
その知性と美貌、人柄の良さは希有な存在で、源氏が一番愛した女性でした。
しかし彼女は、源氏が帝の娘、女三宮と結婚することを知り、大きく失望する。
その後も源氏の浮気癖は一向に治らない。
源氏を信じることのできない紫の上は表面では冷静を保ちながらも、
心はドンドン源氏から離れていく。 
そして幾度も出家を願い出るも、源氏は首をタテに振らない。
いつしか重い病が彼女を襲い、ついにはみまかってしまう。 哀れな紫の上。
失って初めて彼女の存在の大きさ、女性としてのすばらしさに気づく源氏だった。