2008年9月23日火曜日

夕顔




頭中将の思われ人でありながら、源氏から強引に言い寄られ、

その神々しいばかりの美しさに魅了されてしまう夕顔。

自分の身分が低さから、源氏の前では素直でいじらしい姿を見せる。
源氏の廻りは身分が高く知的でプライドが高い女性が多かったので、
夕顔の控えめで、けなげな様子が源氏の愛を更に増幅させてしまう。
しかし、彼女は嫉妬に狂った六条御息所の亡霊に殺されてしまう運命に。
儚すぎる夕顔のいのち。

夕顔の花・・・・・夕方咲き出し、翌朝には儚くなってしまうところは、
夕顔の君と同じかもしれない。
しかしその花はアサガオの二倍はあるし、蔓もしっかりとしている。
何よりその生命力は頑強で、きっと夕顔の君の百倍はあろうかと思われる。
因みに、かんぴょうの原料となるのは別の種類。