2009年5月25日月曜日

ホタルブクロ(Campanula punctata Lam.)



ホタルブクロ・・・キキョウ科の多年草。初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせる。
捕らえた蛍をこの花に入れると、それが花びらを透かして光ることから
その名前が付いたといわれる。OH!何と雅なお名前。
欧州の親戚にカンパニュラ(ツリガネソウ)がいる。
カンパニュラは「鐘」の意味。
下向きに釣り下がる姿はまさに教会の鐘。

カンパニュラ・・・花好きならすぐその姿を思い出せるが
音楽好きな人なら、「ラ・カンパネッラ 」(la Campanella)を思い出すだろう。
フランツ・リストが作曲した6曲から成る『パガニーニによる大練習曲』
(Grandes Etudes de Paganini, S. 141) の第3番嬰ト短調のピアノ曲。
超絶技巧を要し、リストが初めに書いた楽譜では
世界でたった4名しか弾けなかったという説や
あの曲を弾いた人は発狂するという都市伝説(?)まで・・・

夏が近いことを思わせる花ではある。