2009年5月27日水曜日

ハコネウツギ(Weigela coraeensis) & バンマツリ(蕃茉莉 Brunfelsia uniflora)








一枚目の写真はハコネウツギ。
スイカズラ科の植物で、花は白~ピンク~紅色と変わっていく。
近所にも数軒この花が植えてあるが、どこも結構大きく育っている。
ウチも剪定が必要になりそうだべ。
二枚目はナス科のバンマツリ。
これがナス科の植物だとはお釈迦までも気がつくめぇ。
初めは紫色、後に白色に変わる。
ニオイバンマツリという花もある。
バン=蕃(外国) マツリ=茉莉=ジャスミン。
かおりが良いことからこの名前が付いたのだろう


花の色が変わる植物で、一番ポピュラーなのがアジサイ。
次のブログでアップする予定。

2009年5月26日火曜日

先住人の置き土産・・・・















家を購入する時、「先住人」から、盆栽をもらって欲しいと言われ
盆栽の趣味はないのだけれど、邪魔にはならないだろうとOKした。
その数100鉢以上、松やら蘭やらサツキやら色々。
いくらかは自宅に遊びに来た人にプレゼントしたが
そのうち管理不行き届きで、かなりの数を枯らしたりして
やはり「鉢植えは難しい」と思い、ほとんど処分した。
しかし十数鉢のサツキは去年地植えして、今年は結構花をつけた。
白、ピンク、色が混じったもの・・・・株自体は小さいが花はしっかり普通サイズ。
がんばれよ、チビちゃんたち。
Hppay Birthday my friend John!





2009年5月25日月曜日

ホタルブクロ(Campanula punctata Lam.)



ホタルブクロ・・・キキョウ科の多年草。初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせる。
捕らえた蛍をこの花に入れると、それが花びらを透かして光ることから
その名前が付いたといわれる。OH!何と雅なお名前。
欧州の親戚にカンパニュラ(ツリガネソウ)がいる。
カンパニュラは「鐘」の意味。
下向きに釣り下がる姿はまさに教会の鐘。

カンパニュラ・・・花好きならすぐその姿を思い出せるが
音楽好きな人なら、「ラ・カンパネッラ 」(la Campanella)を思い出すだろう。
フランツ・リストが作曲した6曲から成る『パガニーニによる大練習曲』
(Grandes Etudes de Paganini, S. 141) の第3番嬰ト短調のピアノ曲。
超絶技巧を要し、リストが初めに書いた楽譜では
世界でたった4名しか弾けなかったという説や
あの曲を弾いた人は発狂するという都市伝説(?)まで・・・

夏が近いことを思わせる花ではある。

2009年5月22日金曜日

○ー○○○○病(a mania for gardening)




この写真が何の花か分かる人は、もう病気です。


知らないうちに取り付かれ、ベランダや庭が植物で一杯になっても
まだ新しい新種、知らない植物があれば買わずにはいられない。
旅行に出ても、地元にないホームセンターを見ると
運転手に、「10分だけ」と嘘をついて1時間も見てまわる。
そのあげく「どこも一緒だ」と暴言を吐くのです。

植えた植物が枯れると悲しいくせに、
次の瞬間、ここに何を植えようかと思案する。

山野草スキはもっと始末におえない。
平地では育たないと分かっていても、つい手を出してしまう。
阿蘇や久住に行くと、家に帰れないことがよくある。
夏場は水切れが怖くて、家を空けることができない。

そんな人、いませんか?  
ガーデニング病、蔓延中です・・・薬はありません。







答えはクレマチス


5/23 追記
「クレマチスは日本のカザグルマがヨーロッパへ渡り、
特にイギリスで品種改良されたもの」という説明が随所に見られる。
シーボルトが中国原産のテッセンを伝えたという説明もあるこのカザグルマ、
花の形が風車に似ていることから付いたとされているが
この種の形から来たものじゃないかと思った。
グルグルとらせん状になった種子は、自然界では珍しい。

2009年5月21日木曜日

シラン(Bletilla) 紫蘭




ラン科の花では一番ポピュラーなのが、このシラン。
庭先などによく植えてあるし、手入れもほとんど要らない。
イワユル「植えっぱなし」でOK。
紫蘭といいながら、白花もある。
写真に撮るまでは特段の興味はなかったのだが
よくよく見るとこの花確かに「蘭」。
アップで見るとその美しさが際立つ。

Click picutres please, that give you the beauty of Bletilla.

2009年5月19日火曜日

カワラナデシコ(Dianthus superbus var. longicalycinus)



5/16に紅色のカワラナデシコを掲載したところ
白色のカワラナデシコから「品種差別だ、自分も載せろ」と
クレームが来たので、仕方なくアップしてみた。
一枚目がカワラナデシコ。
二枚目がサギソウ・・・・よく似てますね。(この画像はネットより拝借 5/23追記)

ナデシコは秋の七草の一つで、江戸時代には品種改良され
色々な種類が生まれていたそうです。
品種改良といえば、熊本武士。
彼らの間では植物の品種改良が修練の場であったとか。
その花は何と何か・・・「肥後六花」で検索してください。

シャクヤク(Paeonia lactiflora)




4枚の写真のうち、仲間はずれはどれ?
正解はCMのあとで。


・・・・・・・・・・・CM入りま~す・・・・・・・・・・・



正解は1枚目。これだけボタンの画像で他はシャクヤク。
それにしてもよく似ている。
違いはボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草。
だから冬には地上部が枯れてしまう。
同じボタン科の植物なので、シャクヤクはボタンの台木として
使われることが多い。
接木したボタンの部分が枯れたり、折れたりすると
シャクヤクの力が台頭して、シャクヤクの花が咲くこともあるらしい。
ボタンは「花王」(ライオンではない、クククッ)と呼ばれ、
シャクヤクは花の宰相「花宰」と呼ばれる。
ちと大袈裟ではあるが、まぁ花の美しさに免じて許そう。



2009年5月17日日曜日

ドクダミ(Houttuynia cordata Thunb)








四月から五月にかけてどんどん花が咲き始めている。
写真は撮っているがなかなかブログまで到達しない。
せめて入梅する前にどんどん行くぞ!
上から、斑入りドクダミ、ドクダミ、八重咲きドクダミ。
ドクダミは別名を十薬、重薬。
この植物の薬効から付けられた名前。
ニオイが強いので嫌われがちだが、
この白い花はかなり高得点。
しかし暴走する癖があるので、ちょい困り者。
八重咲きの写真は、ぜひクリックを。

2009年5月16日土曜日

ナデシコ(Dianthus) カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams





一番上がカワラナデシコ・・・日本のナデシコの原種。
ヒョロリとした茎の上に、涼やかに咲く。
白と紅色の二株を植えたが、白はあまり大きくならず紅色が勢力強し。
二つ目は大花のナデシコ、こんもりと咲いてくれた。
三枚目は花壇に植えて大きく育った「普通の」ナデシコ。
ナデシコは「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く参照される。古く『万葉集』から詠まれる。季の景物としては秋に取り扱う。『枕草子』では、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり・・・・ってwikiから拝借。
ナデシコは「トコナツ」の異名を持ち、花の時期がとても長い。
親戚にカーネーションやセキチク(カラナデシコ)がいる。

2009年5月15日金曜日

マツモトセンノウ(Lychnis sieboldii)

ナデシコ科の植物。京都・嵯峨の仙翁寺(せんおうじ)で最初に見いだされたから

この「センノウ」という名前が付いたらしい。

また花の形が歌舞伎役者の松本幸四郎の紋所(三枚目の画像)に似ていることから

マツモトセンノウと名付けられたということです。ははぁー控えおろう!

一枚目の写し手の力量が知れる写真は自宅の庭。

二枚目の写真は、紋所と花の形が比較しやすいようにネットから拝借したもの。

昨年通販でセンノウを三種購入したが、生きながらえたのは

この赤い花のみ。同じセンノウの白花とオグラセンノウは消えてしまわれた。

さぞ無念であったろう。

2009年5月14日木曜日

アヤメ(Iris sanguinea)







アヤメ、漢字で書くと菖蒲・・・・これってショウブと読む。
ハナショウブは別の種類。
アヤメの花は紫もしくは白。
花びらに網目があり、それが名前の由来・・・・綾目ってこと?
外側の花弁に 黄色のスジがあり、
乾燥した土地に四月下旬~五月中頃に咲く。
ハナショウブは花の色が豊富で、六月ごろ湿地に咲く。
網目はナシ。
四月中頃に咲いた黄色はいったいアヤメだったのだろうか?
黄色の花びらに黄色のスジ?今となっては解明しようがない。
来年調べることにしよう・・・もし覚えていたらのハ・ナ・シ。
三枚目の写真は、アヤメの実。
細長い小判型。
無骨。


2009年5月13日水曜日

チョウジソウ(Amsonia elliptica)





チョウジソウは、リンドウ目キョウチクトウ科  (一枚目の写真)

そう言えば葉っぱはキョウチクトウのそれに似ている。

ということは・・・・・毒あり?

調べると、毒性はあるが触っても問題ナシでした。

花の名前の由来は、花の形が横から見ると「丁」の字に似ているから。

もう一つが香料植物のチョウジの花に似ていることから来ている。

似ている植物にブルースター(二枚目の写真=借り物)があるが

ブルースターは花が少し丸みを帯びているし、葉の形が違う。

この花も昨年植えたものがこの春開花したもの。

昨年はヒョロリと一本だけの姿だったが

今年は根元近くから3~4本に分かれて、しっかり大きく育ってくれた。



2009年5月12日火曜日

アッツザクラ(Rhodohypoxis baurii)


アッツザクラ・・・コキンバイザサ科の植物。出身は南アフリカ。

花びら6枚が、互い違いに重なって咲く。

シバザクラと共にグランドカバーにしようと思ったが

チョイと値段が高かったので、昨年合計5株だけ数箇所に植えた。

冬場にはやはり姿を消したが今年四月初め、新芽が出て無事開花。

いっぺんに大きく育つことはないが、案外強くて育てやすい。

楽しみダス。

この名前、日本軍がアッツ島で全滅したことを偲んで付けられたという説があるが

真相は分からない。

2009年5月9日土曜日

ツツジ(Azalea )









躑躅・・・・読める人30%くらいでしょう。書ける人はきっと1%以下。
難しすぎる。津辻、都々時ぐらいにしてれば、みんな書けただろうに。
上から、ドウダンツツジ・八重咲きツツジ、ボタンツツジ、ツツジ(品種不明)。
まだ見たことのない品種を探していたら
近所の人に「志摩にイケテル花木を売ってる店がある」という情報をもらい
さっそく出かけたら・・・ありました。  ボタンツツジ。
写真では分かりにくいが、ぽってり丸い花びら。すぐ購入。
そのあとナフコに出かけたらおっと、別件で、八重咲きツツジ。
セール中で値段も300円台、即購入。
うちには他にも淀川やミヤマキリシマ、レンゲツツジなど10種類程あるが、
ネットで調べたらサクラツツジという品種があった。
気になるな~。
こうやってうちの庭はどんどん狭くなるのであった~ペンペン。
一番上のドウダンツツジ、光が強すぎて花が見にくいですが
七時の方向に花が見えるので、探してください。




2009年5月7日木曜日

イカリソウEpimedium grandiflorum var. thunbergianum

花の形が船の碇(イカリ)に似ていることから付いた名前。

本来のイカリソウは薄紫の花が咲くが

これはヤチマタイカリソウ(Epimedium grandiflorum var.higoense)という別種だとわかった。

秋から冬にかけてその姿は消えてしまい

そこに何が生えていたか、まったく忘れていた。

春先に、雑草とは違う植物の芽がニョキニョキ。

名札の名前は消えていたが、花を見て思い出した。

2009年5月3日日曜日

クレマチス Clematis









クレマチス、鉄線、カザグルマ・・・・・キンポウゲ科の植物でし。
鉄線は中国原産で、クレマチスは日本のカザグルマがヨーロッパに渡り
交配を重ねて作られたもの・・・という説明があったが
ほかにも色々な捕らえ方があるようだ。
三つの画像のうち、一番上は庭師の林君から去年もらったもの。
濃い紫色で花が大きく、花びらは二重。
真ん中と一番下はナ○コで去年買った苗。
白のクレマチスは清楚でよろすぃ。
つる性植物の女王という名も、あながちオーバーではないね。


クレマチスに似た形に花で同じつる性の植物にトケイソウがあるが、
これはトケイソウ科の植物で、別系統。
憎たらしいほど強く、垣根などに這わせると暴徒化してすぐに覆い尽くす。






オオヤマレンゲ

10年ほど前、奈良を旅した時訪れた新薬師寺の境内で
この花を初めて見た。
そこには大きな内回廊があり、このオオヤマレンゲの鉢植えが
100株近く並べられていた。
大げさな存在ではないが、気高さのある姿は新鮮だった。
確か新緑鮮やかな五月頃のことだった。
長崎にいる頃、いくつかの園芸店に出かけて探したが
ついぞ見ることはなかった。
まだそんなにポピュラーではなかったのか
それとも某(それがし)が「無いところ」を探していたのだろう。
福岡では、あちこちの園芸店でよく見かける。

花びらの形が「蓮の花」に似ていることからきている。
木蓮の仲間。別名、天女花・・・いとうるわしき名。

2009年5月1日金曜日

ボタン





この三枚の写真は、同じボタンの花。
映し方(撮影の時間、花の向き)で随分違う。
花を後ろから撮影する人は、滅多にいない・・・だろう。
因みにこの花、東向き。もうひとつの黄色のボタンも東向きだった。
これって、新発見?