2008年12月27日土曜日

大文字草

見えますかね、この赤い小さな花・・・・これが大文字草。
花が小さくて、写真の角度が悪いから良く確認できないかもしれないが
漢字の「大」に形が似ているから、その名が付いたらしい。
このダイモンジソウ、なかなか育てるのが難しくて(勿論、私にとって)
買ってきた5鉢のうち、残っているのは2鉢~打率4割、ふ~。
水遣りは多すぎてもダメ、乾燥にも弱い。
日光は、真夏の昼間は強すぎるから日陰の涼しいところに。
でも、夏以外は、日に当てた方がよい。
寒さには強いが、凍てつく寒さは避ける。
野草の仲間ではかなりポピュラーで、園芸店にで販売されているが
結構な値段が付けられている、しかし、目立たない植物である。
因みにユキノシタ科の植物で、人文字花(ジンモジソウ)という親戚もいる。

2008年12月24日水曜日

24/12/2008


Merry Christmas

2008年12月15日月曜日

ちょっとだけクリスマス




クリスマスまであとわずか、ちょっとだけ雰囲気作りで
リースとテーブルセッティングしてみた。
リースは去年も作ったから、本体(輪っか)は残っている。
飾る材料は近くの山で調達。
造園業者の枝打ちしたヒイラギと槇の木の枝があったので
それを拾い、あとは紅葉した葉っぱと木の実を持ち帰り、30分で完成。
テーブルセッティングの材料もそれを使い、
あとは庭に咲いていたキンギョソウとヤツデの葉と花を飾って出来上がり。
こっちは15分。ろうそくとカップ&ソーサー、ケーキ皿を飾ったところで
ケーキがないことに気づいたが、もう夜になってシマッタので
ろうそくに火を灯して写真撮影。
鏡に映った灯り、きれいに見えるかな?
翌日、パウンドケーキをせっせと焼いて
ケーキ有りの画像をアップして、一丁できあがり!ってなもんだぃ。

2008年12月9日火曜日

冬の女王


キレイに紅葉しました、モミジ。
ウチの庭には、紅葉する樹木は、ほぼこれ一本。
それだけでは寂しいので、ネットでナナカマドの苗を購入して植えたが、
まだ愛でるほどのものではなかった。
若木なので、ヒョロヒョロしており、どこにあるか、時々見失う。
そう言えば、ウチの隣家のモミジも、同じく見頃を迎えている。
5~6本まとまって植えてあるので、見応えがある。
冬の女王と言えばやはり、ツバキ。
ウチのツバキ様は身の丈3M近くあり、その花の数たるや、数えきらん。
ピンクの花弁はずっしりと重く、落ちるときは地響きが・・・・・
するわけもなく、まぁ、ポトリと落ちる。
春先は、花の蜜を吸いに蜂や蝶がよく遊びに来ていたし、
かなり長い期間、多分梅雨の前あたりまで、
その姿を楽しませてくれたことを覚えている。
今年初めて花を見たのが12月5日、モグラ退治に躍起になっていたら、
今年初のツバキの花を見落とす所だった。
冬の花と言えば、以前も紹介したがサザンカもなかなかの美しさ。
だが、ツバキの華やかさと、その種類の多さは、
やはりサザンカを凌駕する。
ツバキ油も採れるし、小林幸子も歌っている・・・・「寒椿」  
おっと待てよ、ヒット曲なら大川箪笥担ぎ栄作の「サザンカの宿」の方が売れたな。
いずれにせよ、冬の花の少ないときに咲いてくれるのは
花咲爺としては、両者、平等に感謝せずにはいられない。






2008年12月1日月曜日

末摘花~すえつむはな

ブログ名の「末摘花(すえつむはな)」は、源氏物語に出てくる女性。
当然源氏が手を出した相手だったが、その姿に男はとても驚いた。
とても不美人だったのだ・・・・特のその大きくて赤い鼻。
末摘花とはベニバナの古い呼び名、彼女の赤い鼻がその花を連想させたようだ。
(写真はネットより拝借)

当時は女性に言い寄るときは、そのお付きのもの(お世話係)を介して、
手紙のやりとりから始め、色々とおいしいことを言って女性に詰め寄る。
しかし会話はあくまでも、御簾越し、机帳越し。
焚きしめる香の善し悪しや髪の豊かさ、着物のセンス、
歌のうまさなどの「雰囲気」と「想像力」で恋を進める。
いざコトに及ぶ時に相まみえるのだが、女の屋敷には夜に忍び込むから
ハッキリとした姿は拝めない。
だから朝方、女の屋敷を出る時にその姿を見ることになる。

今回は世話役(=手引き役)の命婦がプロデュースして、
姫君と源氏を引き合わせたのだが
手の早い源氏は、あっという間に女と関係を持ってしまう。
しかし、あまりに女の手応えがないことに失望し、
源氏は暗いうちに帰ってしまう。
だからここでは顔を見ていない。
その後、普通ならオトコが自宅に戻り、
朝のうちに女に対して手紙(ラブレター)を書くのだが そう言う気も起こらない。
しかし、それではあまりに気の毒と、夕方になってやっと手紙を送る。
女は常陸宮の姫君だから、身分は高く、
軽んじることはできないと思う源氏の義務感。

そう言う気持ちを知ってか知らずか、
姫君は恥ずかしさのあまり、源氏の手紙に返事も書かない。
とにかく世間とはかけ離れた暮らしなので、な~んも知らない姫君。
ハラハラする周囲にせかされて、色褪せた古めかしい紫の紙に、
これまた古い書きようで 色気のない文を書くことしかできない。
恋などしたことないから。
結局失望した男は忙しさにかまけて、しばらく女の所に足を向けない。
女は、待っていたののに。しかしただただ恥ずかしがって行動しない姫君。
ある時世話役の命婦が源氏と会うことがあり、
姫君が寂しくしておられると聞き及ぶ。
その後姫君の屋敷に時々通うことになり、何くれを世話を焼き始めるオトコ。
そしてとうとうある雪の朝、源氏は末摘花の正体を見てしまう。
見なきゃイイノニ。

寂聴さんの訳によると、

座高がイヤに高く、胴長。その鼻は普賢菩薩の乗り物の象のよう。
先の方が垂れ下がり、赤い。
顔色は蒼白で、むやみにおでこが広い。
とにかく痩せていて、肩のあたりは痛そうな程ゴツゴツ している。
着物も若い姫君が着るにはあまりにも古びていて、
時代遅れのその姿は気の毒に思える。

その姿を見た男は、呆れてモノも言えず、いたわしくも思われ、
そそくさと自宅に逃げ帰ってしまう。
しかし、女は無欲がゆえに男に好まれてしまうのだ。
普通の器量なら、言い寄る男もいるだろう。
しかしこの様子では、自分がいなければ、誰も面倒を見るモノはいない。
この姫君はあの朽ちかけた古い屋敷で、どうやって暮らすのか・・・・
思案した男は自分の元に姫君を呼び寄せ、一生面倒を見るのである。