2009年8月29日土曜日

ハナトラノオ(別名カクトラノオ、Physostegia virginiana)


園芸店で、自宅の庭にまだ植えていない品種を探していたら
一枚目、ピンクの「ハナトラノオ」(花虎尾)が見つかったので、早速購入。
日当たりの良い、梅の木の下へ植えてみた。
春先に咲く野草のオドリコソウに似ている。
しばらくして、別の店で似たような白花があり「カクトラノオ」(角虎尾)との表示アリ。
「おお!別の品種見つけたぞぃ!」とすぐさま買い求め、
ちょい日陰を探して、柿の木の下へ。
ピンクの方はドンドン株が成長し、花数も多く、見事に開花。
白い方は、ややひ弱だけれども、何とか花を咲かせた。
さて、ブログにアップしようと学名を探したところ、この二つは同じ花だと判明。
「なんだ、そういうことだったのか」と、納得。どおりで似ているはずだ。
カクトラノオの名前の由来は茎の断面が四角いことからきているそうな。
また、トラノオというのは、花穂が長くその回りに花がつく植物の総称。
しそ科、親戚にオカトラノオ、ビロードトラノオなど。
もしかしてコリウスも仲間?

2009年8月24日月曜日

センニチコウ(千日紅、千日草、Gomphrena globosa)


おなじみ、盆花(ボンバナ)の代表選手センニチコウ。

宗教はカトリックなので家に仏壇はなく、

この花が飾られることはなかった。

父が亡くなって祭壇を置くようになったが、

やはりその時もこの花を飾った覚えはない。

この花は仏壇にこそ似合う。

乾燥に強く、病害虫の被害もない頑強な花です。

ヒユ科の植物、ケイトウの仲間。

2009年8月20日木曜日

ヤブラン(藪蘭、Liriope platyphylla)




どこの家の庭でもよく見かける花・・・ヤブラン。
ユリ科の植物で夏の盛りに房状の花を咲かせる。
アップの写真をみると、細かな花がぎっしりと連なっていて
マッコト、かわいらしい。
黒い実も鮮やかで、二度も目を楽しませてくれる。
葉の形は線状披針(ひしん)形、これは初めて聞く名前だった。
グランドカバーとしてよいGOOD JOBをしてくれる。
Liriope muscari  「リリオペ ムスカリ」という名前もネットで見かけた。
そういえば、春に咲くムスカリに似ている。
親戚だろうか? それとも本人の別名?
2枚目と3枚目の写真は借り物です。



2009年8月11日火曜日

オミナエシ(女郎花 Patrinia scabiosifolia)



女郎花と書いてオミナエシ。一枚目の画像。
8月~10月にかけて黄色のハナを咲かせる。
昨年は植えたばかりでハナは付かなかった。
今年はバッチリ咲いた。
wikiによると体長60~100cmとなっているが
うちのは2m近くある。デカイ。

この花の仲間にオトコエシ(男郎花)というのがある。(写真二枚目=借り物)
オミナエシは黄色の花を咲かせるが、オトコエシは白。
オミナエシは襲の色目(かさねのいろめ)の一つで、
また物語や詩歌の類にもよく使われるが、
オトコエシはそういう色っぽいハナシはあまり出てこない。

オトコエシの別名はオトコメシ(男飯)・・・・色気がなさ過ぎる。




オミナエシは、秋の七草の一つ。





2009年8月6日木曜日

彼岸花(Lycoris radiata)


梅雨が終わったばかりだというのに、もう彼岸花。
百恵もビックリ、マンジュシャゲ(曼珠沙華)。
風が強く、花が揺れてカメラのピントが合わなかった。
ブレた写真で申し訳ない。 (二枚目の写真、つぼみでした)

彼岸花は葉が出る前に、この花の茎がある日ヒョロリと伸び
真っ赤な花を咲かせ、秋の到来を知らせる。
毎年のことなのに、本当に唐突に咲き出すので驚かされる。
庭の各所にこの彼岸花の球根を植えた目的は、モグラ退治。
近所のお婆さんがモグラ避けにはこの花が効くよと教えてくれたから
JAの直売所で50個買ってきて植えた。昨年度は効果なし。
今年はどうだろうか? 今のところモグちゃんは元気いっぱい、庭を荒らしている。
この鱗茎にはアルルカロイド(リコリン)という強い毒性をを多く含んでいる。
モグちゃんは肉食なのでこれを食べることはないが
彼らの主食であるミミズはこの鱗茎を嫌って寄りつかない。
だからモグちゃんも集まらないという寸法。
田んぼの畦に植えるのもモグラやネズミ、虫避けが目的らしい。

別名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、
剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと
おどろおどろしい名前が並ぶ。
8/9に再度撮影。一枚目の写真。

2009年8月5日水曜日

睡蓮(スイレン、Nymphaea)

スイレンはスイレン属の名前。
Nymphaea は、水の女神 「Nympha(ニンファー)」と命名された、
古い植物名に由来するもの。
水の女神か、確かに瑞々しく美しい。
写真を撮ったのは午後三時頃だが
朝いちはもっと大きく開いている。

「スイレン」という言葉で検索をかけると
モネのスイレンの絵がヒットした。

スイレン=モネ 

かなり前、広島の美術館で見た覚えがある。
そこは展示室が円形になっていて、
壁に作品が掛けられていたが
なんだか、自分たちが池の中にいるような不思議な感覚だった。

2009年8月3日月曜日

ルリタマアザミ(瑠璃玉薊  Echinops ritro)





ちょっと珍しいアザミ。

英語の名前は small globe thistle.
globe = 球体 thistle = あざみ・・・・シスルと発音するが、とても発音しにくい。
ロンドンで泊まったホテルが thistle hotel という名前だった。
アザミホテルかぁ・・・なんか高原のペンションみたいな名前だな。
原産地は東ヨーロッパから西アジア。